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設定を見直すAIと、地域に近づくクラウド基盤
まず結論
この日は、AIサービスを「使えるようにする」だけでなく、どのデータを渡し、どの地域の基盤で使うかを利用者が把握しやすくする動きが目立ちました。新機能を見つけたら、対象プランや国・地域、接続する情報の範囲を先に確認するのが実用的です。
今日の焦点
- ChatGPT:設定の入口をまとめる「Privacy Center」を段階提供。
- ChatGPT Finances:米国のPlus/Pro利用者向けに、信用スコアを確認できる機能を段階提供。
- Microsoft Azure:インド・ハイデラバードの新リージョンが稼働。利用可能なAIサービスは順次拡大予定。
設定・プライバシー
ChatGPTのプライバシー関連設定を一か所から確認しやすく
OpenAIは、チャットのプライバシー、メモリ、パーソナライズ、データ利用、接続済みアプリ、アカウントの安全性に関する説明と設定への導線をまとめる「Privacy Center」を段階的に提供すると案内しました。設定項目そのものが一律に変更されるという発表ではなく、「何をどこで管理するか」を見つけやすくする画面です。
対象はサインインしているFree、Go、Plus、Proの利用者です。ただし段階提供のため、対象アカウントでもすぐに表示されない場合があります。仕事や学校の情報を扱う前に、メモリ、学習への利用、接続済みアプリの状態を自分のアカウントで確認する習慣をつくるとよいでしょう。
金融情報・限定提供
ChatGPTで信用スコアを見られる機能は、米国のPlus/Pro向け
ChatGPTのFinancesでは、Experianの信用情報とVantageScore 3.0の信用スコアを接続し、スコアに影響している要因を確認する機能が案内されました。信用情報は毎月更新され、新しい照会・口座・住所といった重要な変化について通知を受けられるとされています。
利用できるのは米国のPlus/Pro利用者で、Web、iOS、Android向けの段階提供です。銀行口座などをつなぐPlaidとは別のExperian接続なので、信用スコア機能だけを使うこともできます。日本の信用情報や日本向けプランへの提供を意味する発表ではありません。
クラウド・AI基盤
Microsoft、インドの新Azureリージョンを稼働。AIサービスは順次追加
Microsoftは、インド・ハイデラバードのIndia South Centralデータセンターリージョンが稼働したと発表しました。3つの可用性ゾーンを備え、インド国内でクラウドやAIワークロードを運用したい組織に、データ所在地や継続運用に関する選択肢を増やす位置付けです。
ただし、すべてのAzure/AIサービスが同時に使えるわけではありません。Microsoft Foundryを含む追加のAzure・AI機能は今後数か月で提供範囲を広げる予定とされており、対象サービスは個別に確認が必要です。また、同社は規制対応を支援する機能を説明していますが、実際にどの規制や契約条件が適用されるかを判断する責任は利用組織にあると明記しています。
日本の利用者に直ちにリージョン変更が必要になるニュースではありません。一方、インドに顧客・拠点・データを持つ組織では、利用予定サービス、データ保存場所、可用性ゾーン、契約上の要件を導入前に照合する重要性が増します。