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AIモデル更新とアプリ審査の新ルール
10月18日前後は、AIを使う側の選択肢拡大と、AIを組み込むアプリ側の責任明確化が並んで進みました。DeepSeekの新モデルは既存API利用者なら同じ呼び出し名で使えますが、性能比較は同社の評価です。Appleの改定は、生成AIによる画像を含め、アプリ運営者に具体的な防止・削除対応を求めます。
使えるAIが更新され、提供者には安全対策を要求
DeepSeekは10月17日、V4.1 Flashを「1017」版へ更新し、公式サイト、アプリ、APIを新モデルに切り替えました。Appleは10月16日、AI生成の非同意性的画像を含む投稿への対策を審査指針に明記しました。前者は利用者や開発者がモデルを選ぶ際の話、後者はアプリ提供者が守るルールの話です。
DeepSeekがV4.1 Flashを更新、API名と料金は据え置き
DeepSeekは10月17日、V4.1 FlashをV4.1-Flash-1017に更新したと発表しました。公式Web版とアプリにも反映され、APIでは従来どおり「deepseek-flash」を指定すれば新モデルが使えます。同社の案内ではAPIの呼び出し方法と価格は変更されていません。
同社は推論、コーディング、エージェント作業などのベンチマーク改善と、タスク時間・出力の短縮をうたっています。これらは同社が公表した評価で、特定のテストや実行環境での結果です。実際の使いやすさや費用は依頼内容やAPI利用量によって変わります。
モデル重みもMITライセンスで公開され、対応する推論ソフトウェアを使って自分の環境で動かす選択肢があります。ただし公開モデルカードの規模は7630億パラメーターで、一般的なパソコンですぐ動かせる規模ではありません。API利用なら同社のサーバーを使う形になり、ローカル実行とは条件が異なります。
利用者が確認したいこと
- API利用中ならモデル名や料金の変更は不要とDeepSeekは説明しています。
- 性能向上の数値は企業発表のベンチマークです。自分の用途で試してから切り替えを判断できます。
- オープンな重みはダウンロードできますが、ローカル実行には大きな計算資源が必要です。
Apple、AI生成の非同意画像と審査後の機能変更を明文化
Appleは10月16日、App Store審査ガイドラインを改定しました。ユーザー投稿を扱うアプリには、AIツールで生成したものを含む非同意の性的画像を積極的に防止・削除するよう明記し、適切な対策を怠った開発者は規約違反として扱われ、ストアからの削除対象になり得るとしています。
審査時には隠していた有害機能を承認後に追加する「審査逃れ」も、規定2.5.19で明確化されました。AppleはこうしたアプリをApp Storeから削除し、開発者プログラムから除外する可能性を示しています。これは消費者向けの新機能ではなく、アプリを運営・申請する企業や開発者に関わるルール変更です。
今回の告知はApp Store向けの審査基準を説明するもので、違反の判定や対応はAppleの審査・執行に基づきます。ガイドラインの翻訳版は1か月以内に公開予定とされており、告知時点では英語版が先行しています。
利用者が確認したいこと
- 画像生成やユーザー投稿を扱うアプリの提供者は、検知、通報、削除の手順を確認する必要があります。
- 利用者にとっては、AI生成物も含めた対策をアプリ運営者に求める方針が明確になりました。
- 告知内容はAppleの審査規定であり、個別アプリの安全性を保証するものではありません。
出典
- DeepSeek V4.1 Flash 1017の更新告知 — 10月17日の公式告知。Web、アプリ、APIで新モデルを提供すること、既存API名と価格が維持されること、同社発表の評価やオープンソース公開への案内を確認できる。
- DeepSeek-V4.1-Flash-1017 モデルカード — DeepSeek公式アカウントが公開するモデル情報。MITライセンス、利用手順、パラメーター規模、DeepSeekが実施したベンチマーク値を確認できる。
- Apple、非同意の性的画像と審査逃れに対するApp Review Guidelinesを強化 — 10月16日のApple公式発表。AI生成画像を含む非同意性的画像への対策義務、審査後に隠れた機能を追加する行為への規定、違反時に取り得る措置を確認できる。